日本写真芸術学会 関西支部第8回写真研究会
1970年代以降の関西の写真の動向を考え、アーカイブスの方法論を探る
― 写真同人誌『地平』の活動について(1972〜)―
関西の写真家たちは、1970年代以降にオルタナティブな活動を積極的に行ってきました。あらゆるメディアや形態での写真活動を俯瞰し、自主ギャラリー、企画展、雑誌など、それらの資料をどのように収集し、保存すれば良いかを探ります。
今回取り上げる『地平』は1972年に大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校・大阪)の教員であった百々俊二氏と黒沼康一氏を中心に、学生や教員とともに創刊され1977年の10号まで刊行された写真同人誌(月間写真集)です。学生紛争の激動の時代を背景に写真を用いた改革を目指し、5年の間に写真表現のスタイルもモノクロスナップから大型カメラによるカラー表現までダイナミックに変化しています。今回の研究会では百々俊二氏に1970年代の「地平」の活動についてお話しいただきます。また「地平」は2018年、若い教え子たちを集め復刊を果たしました。1970年当時も今回も「学校」と言う場が母体となっています。日本の写真界において写真教育機関の果たした役割についてもお話しいただきたいと考えています。
日時:2023年1月21日(土曜日)
午後2時~午後4時(午後1時30分開場)
登壇者:百々俊二氏(写真家)
*対面開催とオンライン配信を併用
*参加無料(対面:定員50名)
*対面開催会場(事前申込不要)
京都芸術大学大阪サテライトキャンパス503教室
(大阪市北区小松原2-4 大阪富国生命ビル5階)
阪急梅田、阪神梅田、JR大阪、
地下鉄梅田、東梅田駅から徒歩5分。
地下鉄四ツ橋線西梅田から徒歩10分。
※会場には駐車場はございません。
*オンラインによる申し込み
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