【1月27日開催】第3回写真史研究会

明治のメディア王 小川一眞と写真製版

日本写真芸術学会ではこの度、印刷博物館における企画展示「明治のメディア王 小川一眞と写
真製版」展に合わせ、第3回写真史研究会を開催致します。
小川一眞(1860-1929)は、明治中期から大正期にかけてのゼラチン乾板時代に、写真撮影だけ
でなく、国産乾板の製造、印刷製版と出版、写真団体結成と写真文化振興など様々な分野で活躍し、
ただ一人帝室技芸員を拝命した写真師でした。今回の展覧会では、小川一眞の数多くの業績の中
から、とくに写真製版の分野に注目し、小川一眞が我が国に導入したコロタイプ印刷と網目版印刷と
いう二つの写真製版技術で製作された印刷物を中心に約100 点の資料が展示されています。
写真史研究会では印刷博物館のご厚意により、この展覧会の機会に、本展担当の印刷博物館学
芸員・川井昌太郎氏と、著書『帝国の写真師 小川一眞』により令和5年度日本写真芸術学会学術
賞を受賞した岡塚章子氏をゲストにお迎えし、研究会を設定することができました。
乾板時代の写真界の重鎮でありながら、没後忘れ去られてしまったともいえる小川一眞の写真界
で果たした役割、主要な業績である印刷製版の技術と数多くの貴重な出版物について、また近代日
本の視覚メディアの発展と視覚文化の形成に与えた多大な影響について理解を深める機会にした
いと思います。
ご関心のある多くの会員の方にご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

日 時:令和 6 年 1 月 27 日(土) 14:00~17:00 (13:45 より受付開始)
    レクチャー/質疑応答 14:00~15:30 展覧会自由見学/追加質疑応答 15:30~17:00   

会 場:印刷博物館 研修室および展示室(常設展示を含む) 
    ・文京区水道1 丁目3-3(東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅4 番出口より徒歩約8 分、
    JR/地下鉄線・飯田橋駅より徒歩約13 分、地下鉄線・後楽園駅より徒歩約10 分)

定 員:50 名(先着順)

参加費:500 円(印刷博物館入場料)

ゲストおよび演題
川井昌太郎氏(印刷博物館・学芸員) 「《明治のメディア王 小川一眞と写真製版》展について」
岡塚章子氏(江戸東京博物館都市歴史研究室長・学芸員) 「小川一眞の写真と複製作品」

お申込み方法
お申し込みはこちらよりお願いいたします。

締切:1 月22 日(月)

Access等の詳細は下記ご案内をご覧ください。

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